ブラジルのGU? Marisaの下着がティーンに人気の理由
21/10/10 20:30 | Written byレイトン愛加 |
こんにちは、レイトン愛加です。
ブラジルの下着事情について、数回にわけてご紹介しています。
今回はティーンに人気のMarisaの下着について。
日本では聞いたことがないメーカーですが、ブラジルでは定番中の定番のブランドです。Marisaとはどんなブランドか、ティーンに人気の理由についてお話します。
Marisaってどんな下着メーカー?
Marisaは1948年に設立された、ブラジル発の総合服飾メーカーです。Marisaと書いて「マリザ」と読みます。
Marisaの洋服や下着はブラジル人なら必ず1着2着はもっていると思われるほど、ブラジル人の日常生活に馴染んだブランドです。
ブラジルのショッピングセンターには、必ずといっていいほどこのMarisaが入っています。
そんなMarisaのスローガンは「De Mulher pra Mulher, Marisa!」
直訳すると「女性から女性へ、マリザ!」
男性服の展開も積極的ですが、Marisaといえばやはり女性向けの総合服飾メーカー。
ピンクリボン運動(乳がんの早期発見、早期診断、早期治療を促す活動)や女性の権利向上のためのキャンペーンなどにも積極的に取り組んでおり、まさにブラジル女性とともにあるブランドという印象です。
Marisaの下着がティーンに人気の理由
そんなMarisaの下着はティーンに人気です。
なぜならMarisaの下着は、他メーカーに比べ安価で日常使いにピッタリのデザインのものが多いから。
また幼児向けの下着から展開しており、親からMarisaの下着を買い与えられて自然とティーンになってもMarisaのブラジャーなどを使うようになったという人も多いです。
とは言っても、ティーンにとってMarisaは決して「憧れのブランド」というわけではありません。
Marisaの立ち位置は、日本のブランドに当てはめるなら「GU」といえば分かりやすいかもしれませんね。
ベーシック服から流行服まで安価にそろうMarisaは、日常使いに支持されているブランド。
学校を卒業し自分で働いてお金を稼ぐようになったブラジル女性は、Marisaの下着からValisereやScalaといった下着専門のメーカーに移っていくことも多いです。
ブラジル女性の一生に寄り添うMarisaの下着
ですが、ティーンが終わってもMarisaの下着を持っているというブラジル女性は多いです。それはMarisaが他メーカーでは珍しい、生理用ショーツや尿もれに対応したショーツなども展開しているから。
そして特筆すべきはそのサイズ展開です。
一般的な下着メーカーはサイズ44までの展開が多いです。
Marisaはそれに加えて48~54サイズまで展開があり、プラスサイズ下着市場をほぼ独占しています。
※サイズ44はアンダーバスト78㎝~83㎝、サイズ54はアンダーバスト103㎝~107㎝くらいのサイズ感です。
年齢を重ねるにつれかなりふくよかになるブラジル女性が多い中、ずっとMarisaの下着と付き合っていく人も多いということですね。
ティーンの支持を受ける総合服飾メーカーMarisa
そんなMarisaが展開する下着は、ティーンはもちろん、幼少期から年齢を重ねた女性まで、ブラジル女性の一生に寄り添っていくものと言えるかもしれません。#ブラジルの下着事情 #世界の下着事情 #Marisa #20代に人気の下着ブランド #ブラジル #インポート
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