ブラジャーの正しい洗い方 下着メーカー社員が解説する下着の洗い方
22/2/16 02:00 | Written byさや |
ブラジャーの洗い方、ブラジャーの干し方があるって、なんとなーく知っているけど、ぶっちゃけめんどうくさい、時間ない、そんな高いブラジャーじゃないし。と思っている方は、少なくはないはず。私の友人は、「ブラって洗うの??!」なんて言っていました。
時間がない、めんどうと思うのは、ごもっともです!しかし、皆さんに知っていて欲しいのは、ブラジャーの洗い方、干し方によってブラの寿命が長くなり、着用した時の美しいシルエットを保てるということです。
【1】ブラの洗濯表示
ブラの洗濯表示ってきちんとご確認された事ってありますか?同じように見えるブラジャーでも、実はブラジャーごとに様々違った表示がされています。
それは使用されている素材や設計によって、最適な洗い方をご案内するために、ブラジャー1つのために検討され、定められています。
ここで勘違いされやすい点があります。ブラジャーごとに洗濯表示が違うこと、です。よく〇〇メーカーのブラは手洗いじゃないと、と聞くこともありますが、メーカーによって洗濯表示が違うのではなく、ブラジャーごとに違う事をご認識ください。
洗濯表示がいまいちわからないこともあると思います。
こちらは一般的に使用される洗濯表示です。
出典:経済産業省 洗濯表示
ここでは、ブラジャーの洗濯表示が手洗いか、洗濯機かの2択についてご説明いたします。
40度限度、洗濯機「弱」
40度限度、手洗い
上側は、洗濯機で洗ってもいいけど、40度以内 で、弱モードで洗ってくださいという意味です。ネットに入れるかどうかは記号では表しておらず、近辺に「ネット使用してください」と注意書きされています。
下側は、手洗いで40以内の温度で洗ってくださいという意味です。
※その他タンブル乾燥や漂白については、洗濯表示の表と合わせてご確認ください。
手洗い表示のブラジャーは、ワイヤー入り、繊細なレースや縮みやすい素材を使用している、などの理由があります。
洗濯機OKのブラジャーはワイヤーなし、縮みにくい素材を使用している、などの理由があります。
注意して欲しいのは、ワイヤーなしだから洗濯機でもOKということではありません。ワイヤーなしでも、成形モールドを使用しているものは形が崩れやすく、手洗い表示になっていることがほとんどです。
下記はどちらもワイヤーなしですが、手洗いと洗濯機OKで洗い方が違います。
とはいえ、どれがモールドで、なんてわかりにくいので、洗濯表示を確認し、判断することはとても大事なことなのです。
【2】洗濯機OKのブラジャー洗い方
洗濯表示で洗濯機OKの表示を確認できたら、洗い方を詳しくみていきましょう。まずブラジャーは直接肌に触れる素材を使用していることが多く、繊細なのです。
いくら洗濯機OKだからといってそのまま洗濯機に入れて、他の洗濯物と一緒に洗うと、繊細な素材はダメージを受け、ほつれたり、生地が薄くなったりしてしまいます。ボロボロなまま使用もしたくないし、また買い替えることになってしまい、手間となってしまうので、正しい知識で洗濯することでブラジャーの寿命も長く保ってあげましょう。
洗濯機洗い ステップ1:洗濯に必須アイテム「洗濯ネット」
ブラジャー専用のネットを使用しましょう。100均で購入できます。注意することは大きさです!最近の100均はとても親切で、大きめのブラジャー用、小さめのブラジャー用と分けて売ってくれています。自身のカップサイズによって大きさは選んで下さい。
マチが深く、正方形のコンパクトな作りになっています。
これは、ブラを半分に折って入れるタイプです。長細タイプでブラを折らずに入れるタイプのものも売っています。
ブラジャーを折って入れるとこんな感じです。ホックがついているタイプだと、他の洗濯物に引っかかったりする心配もなく安心です。
こちらの写真はブラジャー1枚ですが、私は普段ブラジャー2枚くらいを重ねてから折って入れています。家事は時短が命ですよね!
洗濯機洗い ステップ2:洗剤選び
中性洗剤を使用する。大手下着メーカーより、中性洗剤のランジェリーウォッシュが販売されており、下着の繊細な素材を痛めないのでおすすめです。直接肌に身につけるものなので、気になる方は天然成分が多めの下着用洗剤もおすすめです。
洗濯機洗い ステップ3:洗濯モード設定
洗濯機は「ランジェリーコース」や「ソフト洗い」のモードで洗濯機を回してください。洗濯表示にもあるように、「弱」で洗うことがとても重要です。
また、一緒に洗うものにも少し配慮が必要です。デニムと一緒に洗濯機に入れたらカップが陥没してしまったり脇のボーンが曲がった、という話を聞いたことがありますが、当然です。
何度もお伝えしているように、直接肌に触れる下着はとても繊細な素材で作られており、ダメージを受けやすいです。洗濯機の中では守ってあげられないので、柔らかいものと一緒に洗ってあげて下さい。
私は、ショーツや肌着、フェイスタオルと一緒に洗濯機に入れています。タオルもバスタオルとなると洗濯機の中では下着にとっては大きな不可抗力となるのでフェイスタオル程度が良いです。
文字にすると長く手間のかかるように感じてしまいますが、やってみると簡単です。
- ネットに入れる
- 中性洗剤入れる
- 「ランジェリーコース」でセットしてスタートボタンを押す
【3】手洗いブラジャーの洗い方
下着手洗いとかほんとめんどくさい。その気持ち、とってもわかります!!1つ友人の話を聞いてください。彼女は毎回洗濯機からブラを取り出す際に、ワイヤーを自分でグネグネと曲げていたのです。
なぜ??!!と驚いた私が彼女に理由を聞いたら、洗濯機でブラ洗うとワイヤー曲がっちゃうんだよね、だから戻してる。
ワイヤーは緻密な設計のもと、そのブラジャーのカップサイズに最適なカーブ、高さが設定されています。
もうわかると思いますが、洗濯機で曲がったワイヤーは左右対称綺麗に元に戻せることはありません。そして歪な曲がり方をしたワイヤーで綺麗な胸のシルエットが保てるわけがありません。最悪な結末は、曲がったワイヤーのままブラジャーを着用して、体にワイヤーが刺さる向きになっていて、痛みを感じる方も少なくありません。
ワイヤーが入っているブラジャーは基本的に手洗いだと思ってください。
では手洗い方法について詳しくみていきましょう。
手洗い ステップ1:もみ洗い
容器などにぬるま湯か水を入れ、中性洗剤を適量混ぜておきます。私は時短を考え、お風呂に入っている最中に済ませたいので、洗面台 にお湯を溜めて洗っています。
ブラジャー を入れて、ストラップの付け根を持って振り洗い、カップをもみ洗いします。
ブラジャーをフリフリするだけで、皮脂汚れや汗はほとんど取れます。カップのもみ洗いは優しく軽く洗うので充分です。カップをぐちゃぐちゃと一生懸命洗う方がいますが、カップはそんなに汚れが付着している部分ではありませんので、軽く洗うだけでOKです。
手洗い ステップ2:撫で洗い
皮脂汚れ、汗汚れが付着しやすい場所は指で優しく撫で洗い。夏場は、ブラのワイヤー部分、脇のゴム部分に汗をかきやすいです。汚れをしっかり落とすことでブラジャーを清潔に保つことができます。
ゴシゴシしすぎると毛玉の原因となってしまい、肌に毛玉が擦れると痛みの原因となります。優しく撫でるだけで十分汚れは落ちます。
この一手間があるだけで、匂いの原因を解消し、汗汚れの黒ずみも防止できます。つけ置きでいいんじゃないの?という方もいますが、つけ置きは汚れを閉じ込める原因となりやすいので、おすすめしません。
手洗い ステップ3:すすぎ、脱水
すすぎ、脱水していきます。新しいお湯を溜め直し、2、3回ほどすすぎます。この時もブラジャーを振り振りして洗剤がしっかり無くなったことを確認します。すすぎ終わったら、ブラを持ち上げ、水分を落とします。この時軽く絞りますが、雑巾のようにぎゅーっと握って絞らないように注意してください。ワイヤーの曲がる原因となってしまします。
絞るときはカップ内側にグーの手を入れて、カップ表側からパーの手で優しく押すと水分を絞れます。
手洗い ステップ4:仕上げ
タオルドライで優しく水分を吸い取っていきます。脱水時と同じようにカップ内側にグーの手を入れてカップが潰れないようにしてタオルで優しく押して水分を吸収していきます。
この時の注意は、下記の写真のようにカップをギューっと潰してタオルドライすると、カップが潰れ、陥没の癖がついてしましますので、絶対しないでください。
注意点が多かったかと思いますが、とにかくカップを潰さず洗うことが大事な点です。ノンパテ(カップに裏打ちがなく、レースだけでできている)のブラジャーは、レースのひっかけにだけ注意していれば、カップの潰れは気にしなくても大丈夫です。
【4】まとめ
意外と間違った洗濯方法や干し方をしている方も多い、ブラジャー洗濯事情。ブラジャーって見えないところだから二の次と思われがちなのですが、自分のことを大事にしている人ほど、ブラジャー選びには慎重で、とても大切に使用されています。自己肯定感の1つとも言えるかもしれないですね。
冒頭で言ったように、忙しい時期など、めんどうなのもとてもわかりますので、数枚まとめて洗っちゃうのがおすすめです。
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